フィラリア症と予防について
フィラリア症とは、フィラリアと呼ばれるソウメンのような寄生虫によって引き起こされる病気です。
フィラリアの寄生している犬を吸血した蚊によって感染します。
一度感染してしまうと心臓や肺の血管の中で5年以上寄生し、予防をしてあげないと毎年増え続けます。この地域では野外飼育で1年間無予防ですと90%以上が感染してしまいます。
症状について
散歩中に息遣いが荒くなったり、吐くような咳をするようになります。 また腹水が溜まったりします。急性の症状では血液が体の中で溶けてしまい、急激な貧血を招く場合もあります。
予防について
蚊の発生する5月から12月まで一ヶ月に一度錠剤を飲ませるだけで100%の予防が可能です。
患者さんへのアドバイス
駆虫は大変難しいことです。恐ろしいフィラリア症から大切な家族を守るのはオーナーの努めです。