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避難所でのペット受け入れ体制の整備に関して

皆さま、こんにちは!ミル動物病院桜ヶ丘、院長の飯島です。

先日、富士獣医師会と富士宮市役所の会合に出席してきました。その経験から学び、感じたことを今回のコラムのテーマとさせていただきました。テーマは「避難所でのペット受け入れ体制の整備」についてです。

一緒に学ぶワン🎵


富士宮市の避難所にはペットスペースがあります。

みなさんは、富士宮市の指定避難所にはペット用のスペースが設けられていることをご存じでしょうか?
最近では「同伴避難(ペットと一緒に避難すること)」が呼びかけられていますが、「避難所に連れて行っても大丈夫なの?」と不安に思われる飼い主さまも多いと思います。

まずは、「避難所にペットスペースがある」ということを知っておくことが大切です。
ペットスペースの場所は避難所ごとにあらかじめ決められており、
富士宮市のホームページでも確認できます。(HPはこちらから。)

災害の状況によってはペットスペースの位置を変更する場合もあり、その際は避難所の責任者(区長さんなど)との相談が必要になるそうです。

 

「スターターキット」とは?

現在、富士宮市には44か所の指定避難所があり、各避難所には「ペットスペース設営用スターターキット」が配備されています。このスターターキットには、設営マニュアルのほか、ブルーシート・ロープ・軍手・ペグなど29種類の資材がまとめられています。(プラスチック製のコンテナボックスに収納)

基本的に、設営や運営は避難してきた飼い主さん同士が協力して行うことが前提となっています。
いざという時に慌てないよう、普段から内容を確認しておくと安心です。

 

防災のポイントは「自助」と「共助」

今回の会合を通して、防災の基本は大きく2つに分けられると感じました。

🐾 自助(じじょ)

自分自身や家族の命を守るために、自ら備えること。
  • 災害時に一時的に預かってくれる知人・親戚を探しておく
  • ペットフードやケージなどの備蓄をしておく
  • ケージに慣れさせ、無駄吠えを減らすしつけをしておく
  • 飼い主情報が分かるタグや迷子札を装着する
    (マイクロチップも有効ですが、読み取り機器がない場合もあるため、併用がおすすめです)

🤝 共助(きょうじょ)

地域住民同士が協力し、助け合うこと。
  • 飼い主さんたちが行っている「自助」の取り組みを知り、理解する
  • 飼い主同士のコミュニティづくりを支援する(話し合いの場を設けるなど)
  • 避難訓練の際にスターターキットを活用してみる
富士宮市では令和5年度から「同行避難訓練」も実施されています。
地域全体で防災意識を高めていくことが大切ですね。

学びと気づき

今回、特に印象に残ったのは「ケージの重要性」です。避難所に到着しても、ケージがなければ中に入れない場合があります移動しやすいコロ付きのハードケージを備えておくと安心です。

また、飼い主さんとペットが一緒に写った写真を準備しておくことも大切です。災害時はボランティアの方などが多く関わるため、名札だけでは識別が難しいことがあります。写真付きの「ペット防災メモ」をケージに貼っておくと、一目でわかるのでとても有効です。

こんな感じのケージが色々と発売されています。


最後に

ある獣医師の先生から伺ったお話です。東日本大震災の際、配られたおにぎりを飼い犬に半分分けて与えていたところ、近くの方に「犬にあげるなら、人間の子どもにあげなさい」と言われたそうです。

この話を聞いたとき、胸が締めつけられる思いがしました。もちろん、人命が最優先であることは理解しています。しかし、ペットの命も同じように大切な命です。災害時の混乱の中でペットの居場所を確保するのは簡単ではありませんが、だからこそ、日頃からできる備えが何よりも大切です。

飼い主さん自身が防災への意識を高め、地域の方々とも協力して、避難訓練や話し合いに積極的に参加してみてください。大切な家族であるペットたちが、いざという時にも安心して過ごせる環境づくりを
一緒に進めていきましょう。

 

ミル動物病院桜ヶ丘 院長 飯島





ミル動物病院では健康診断『ワンニャンドック』を実施ししております。当院でも健康診断プランもご用意していますので、体調で気になる事がある方は遠慮なく当院受付もしくは獣医師にご相談ください。

ご不明な点、ご相談は当院までご連絡ください。


 

 

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