皆さま、こんにちは!ミル動物病院桜ヶ丘、院長の飯島です。
皆様は2025年富士市にて『静岡県動物愛護センター開設予定』が進行中であることをご存じでしょうか?(先日より、ミル桜ケ丘の待合所にポスター掲示しております。)
この施設建設コンセプトは、
ご興味がある方は調べてみてください。(こちらをクリック)
今回は「動物の命をつなぐための拠点(収容機能の拡充・適正譲渡の推進)」の一環である、『ペットショップ以外でペットを自宅にお迎えする方法』について、獣医の観点からお話したいと思います。
僕たちを迎え入れてくれて、ありがとう。
先日、中里の渡邉先生に『最近、譲渡会で譲り受けたワンちゃんやネコちゃんが増えたよね?』と言われました。確かに、こちら桜ケ丘でも以前に比べて譲渡会で譲り受けたネコちゃんが多く来院されているように感じます。
では、それは一体なぜなのでしょうか。どんな理由から増えているのか、獣医目線でいくつか考察してみました。まず要因の一つとしては、メディアやSNSなどの情報発信が影響していると推測します。
一昔前までは、保護団体が頑張って広報活動しても一般の人との繋がりは限られていたように感じます。しかし今は、いつどこで譲渡会が開催されるか、等の情報を一般の人がいつでも手軽に簡単に知ることができます。
このことが動物譲渡の成果を高めていると考えられます。
発信側も、簡単に即時発信できるSNS時代
そして、次の要因としては、飼い主様達に動物愛護精神が今まで以上に浸透してきているからではないでしょうか?
とはいえ、現在の日本では、まだまだ動物保護先進国と言われているドイツほど動物愛護精神が普及していないと感じることがあります。
ドイツではティアハイム(動物保護シェルター)が500施設以上あるといわれています。そして、ここの食事代や治療費は寄付や会費で賄われているそうです。
Dank der Menschen, die spenden, können wir essen. (寄付してくれる人たちのおかげで、ご飯が食べられるワン)
この施設のおかげで、ドイツは犬猫の殺処分ゼロを実現しています。また、ドイツにはペットショップがあるようですが、グッツ販売がメインで犬猫の生体販売はほとんどされていないようです。
そのため、犬猫が欲しい人は、ティアハイムで保護された動物の里親募集に応募して譲渡してもらうことが主流なのだそう。
この流れは徐々に日本にも浸透し、動物譲渡が多くなっている要因だと感じています。
これから国内で動物保護シェルターを設置・運営するにあたり、課題も多く出てくるとは思います。今後は犬猫の殺処分ゼロを目指し『行政』や『獣医師』や『飼い主様』が力を取り合うことで、少しでも動物達が住みやすい日本になっていくことを祈っています。
ミル動物病院では健康診断『ワンニャンドック』を実施ししております。当院でも健康診断プランもご用意していますので、体調で気になる事がある方は遠慮なく当院受付もしくは獣医師にご相談ください。
ご不明な点、ご相談は当院までご連絡ください。皆様、こんにちわ。富士市の「中里ミル動物病院」院長の渡邉です。 今回のコラムは「もしも子猫を保護したらどうするべきなのか。」というコラムを前編・後編と分けてお送りいたします。 (後編は11月中旬頃の発信を予定しております[…]
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