皆さま、こんにちは!中里ミル動物病院、院長の渡辺です。今月のコラムのテーマは「ペット防災」について、お話ししようかと思います。
突然ですが、VMAT(ブイマット)って言葉を聞いたことありますか?
VMATとは、獣医師や動物看護師、動物トレーナー、トリマーなどにより構成される災害時動物救護チームのことです。
分かりやすく言えば、医者などから作られる救護チームDMATの動物版みたいなものです。
DMATとは(Wikipediaへリンクします。)先日、獣医師会主催のペット防災勉強会に参加した際、地域によってはこのVMATが災害時に活躍していることを学びました。
そこで印象深かったこと、それはペット防災とは動物のためだけでなく人の暮らしを守るため、という点でした。
東日本大震災や熊本地震では、ペットと同行避難をしたケースは全体の2割にも満たなかったそうです。
やむを得ず家に置いていった犬や猫等を見に行って二次被害に見舞われてしまったり、避難所に連れていける場所が無いため野外や車の中で過ごして、結果的に体調を崩してしまった。当時は、そんな事例が多数見られたそうです。
ペットも大切な家族。
事実、犬や猫等が側にいることで日常を取り戻す人、そのために頑張ろうと活力を見出す人が多数いらっしゃいます。
このことがペット防災を考える時に大事なことですよね。
災害時には、動物と一緒に暮らす人、そうでない人、様々な立場の方々が避難所で生活を共にします。共存や相互理解はなかなか難しいかもしれませんが、人と動物とは無関係ではいられない世の中です。全ての人や動物たちにとって最善な環境を整えることができたら、どれだけたくさんの心が救われるでしょうか。
これからもミル動物病院は「動物を助けることは人の暮らしを守ることにつながる」ことを思いながら、ペット防災を考えていきたいと思います。
そして、静岡にもVMATが出来ることを願って今月のコラムの結びとします。
中里ミル動物病院 獣医師:渡邉ミル動物病院では健康診断『ワンニャンドック』を実施ししております。当院でも健康診断プランもご用意していますので、体調で気になる事がある方は遠慮なく当院受付もしくは獣医師にご相談ください。
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