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フィラリアの予防時期に関して。

皆様、こんにちわ。富士市の「ミル動物病院桜ヶ丘」院長の飯島です。

今回のコラムは、「フィラリアの予防時期」に関するコラムを書いてみました。




我が家の大切な家族の命を脅かす「フィラリア」とは。

かつて多くのワンちゃんの命を奪ったことで知られるフィラリア。

感染すると、ワンちゃんの身体を徐々に蝕むこの恐ろしいフィラリア症から愛犬を守るために、「しっかりとした知識」と「予防の時期」を守って頂きたく、今回はフィラリア症と予防時期に関してコラムを書いてみました。

 

予防時期と薬の効果に関して

当院では『5月~12月がフィラリアの予防期間です』と患者様にお伝えしています。

しかし、考えてみてください。蚊の発生時期とフィラリアの予防期間がずれていることに、皆様お気付きでしょうか?

暖かくなり、3月頃になると、蚊を見つけることありますが、冬の時期である12月頃には全くと言っていいほど、日常生活で蚊に出くわすことはなくなってきます。そう考えると、『3月~10月ぐらいにフィラリア予防した方がいいのでは?』と思われることは当然なことかもしれません。

しかし、薬の投与から効果までを考えると、予防接種の時期は必然的に5月~12月が予防時期として最適な時期だと当院は考えます。

フィラリアの予防薬は1ヶ間効果を発揮していません。実際には、体内(血管内)に溜まったフィラリア子虫を投薬した日に全滅させることが目的です。

ですから、蚊が発生した翌月~蚊がいなくなった翌月まで予防して欲しいのです。言い換えると『早く始めるのではなく、最後までしっかりと予防してあげること』。が大切なのです。

フィラリア予防を徹底するためには月に一度の予防薬接種が不可欠です。

今日の予防薬は様々な種類があり、

おやつタイプ(当医院のオススメ)

薬タイプ

塗るタイプ

等、色々ございますので、ご相談下さい。




以上、今月のコラムでした。ご不明な点、ご相談は当院までご連絡ください。



 

 

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