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【前編】もしも、子猫を保護したらどうする?

皆様、こんにちわ。富士市の「中里ミル動物病院」院長の渡邉です。

今回のコラムは「もしも子猫を保護したらどうするべきなのか。」というコラムを前編・後編と分けてお送りいたします。

(後編は11月中旬頃の発信を予定しております。)





もしも、子猫を保護したらどうするべきなの?

1:まずは、周りを確認して!
まずは周りに、保護した子猫の「親猫」がいるかどうかを確認しましょう。子猫の世話は母猫には敵いません。もし母猫が居るなら、母猫の元に帰すのが最善です。

しかし、外の世界で生きていくのは子猫にとって大変、もし世話を出来る環境であれば保護して大事に育ててあげてください。

 

2:大きさチェックで月齢チェック!

その場合はまず保護した猫ちゃんがどの位の大きさなのかをチェックしてみましょう。
チェック項目は目、歯、体重です。

まず、目をみましょう。開眼していない場合は生後1週間以内の子です(猫は生後1週頃から開眼し、2週令頃に視力がでてきます。)
ただし、眼炎などでまぶたが閉じている場合もあるので、歯もチェックします。
歯は通常、切歯(前歯)と犬歯、臼歯(奥歯)の順に乳歯が生後3週令~生後1ヶ月頃に生えそろっていきますので、乳歯が生えていたらおそらく生後1ヶ月令とみてよいでしょう。

 

ですので、乳歯が生えているのに開眼していない場合は、おそらく目に何らかのトラブルが起きている可能性がありますので病院で診察を受けるようにしましょう。

猫の目のトラブルに関してはこちらのコラムから

 

また、体重でもおおよその成長具合を見ることが出来ます。
平均的に体重100~200gで生まれ、1日あたり10~20gずつ増え、生後1か月令で500g、生後2ヶ月令で1キロ位に成長します。

 

以上のチェック項目からおおよその月齢を把握しましょう。
分からない場合は病院で診察を受けるようにして下さい。

子猫を保護したら

次回は月齢別栄養管理方法についてです。次回の更新を乞うご期待ください。

中里ミル動物病院

院長:渡邉




以上、今月のコラムでした。ご不明な点、ご相談は当院までご連絡ください。

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