皆さま、こんにちわ。ミル動物病院桜ヶ丘院長の飯島です。
ここで皆さまに質問です!最近、「動物愛護法の改正案が成立した」ということを皆さまはご存じでしたでしょうか?知らなかったという方も、多いのでは?
そこで、今回のコラムのテーマは、「動物愛護法の改正」に関してコラムにしてみようと思います。
まずは「法律案の概要」からご説明いたします。
・動物の所有者等が遵守すべき責務規定を明確化
・第一種動物取扱業による適正飼養の促進等
・動物の適正飼養のための規制の強化
・都道府県の措置等の拡充
・マイクロチップの装着等
・その他
これらが主な概要となります。
※詳しく知りたい方はこちらをクリックしていただければ外部のサイト(環境省:動物愛護管理法の概要ページ)へリンクいたします。
今回は、当医院の患者さまの皆様や読者様にも関係するであろう、「マイクロチップの装着」についてお話ししようと思います。
今回の改正で、今後ペットショップやブリーダーで購入する犬猫には、マイクロチップ埋め込みが義務化されます。マイクロチップ埋め込みを組化することにより個体識別がされ、より良い管理が期待できます。また、迷子や失踪などの場合にも大変役に立ちます。
※マイクロチップは直径2mm・長さ12mmの円筒形をしています。獣医師が注射器でペットの体に埋め込みます。マイクロチップ本体に記録された15桁の番号を機械で読み取ると、飼い主の情報と瞬時に照合することができます。
現在飼育している犬猫もマイクロチップを装着する努力義務が課される(※1)ようになります。これによって、捨て犬・猫が減り、また飼い主不明で保健所で殺処分される犬猫が居なくなることを願っております。
※1:文字通り、努力をすることが義務付けられているため、努力義務規定に違反したとしても、刑事罰・行政罰の制裁はありません。あくまで努力義務とは「当事者の自発的な行為をうながす効果がある」ということに過ぎません。
実際にあった話ですが、当院の患者様が迷子犬を保護しました。近所で飼い主さんを探しても見つからず困り果てて当院に来院しました。その犬にはマイクロチップが装着されており、5分で飼い主様が判明し10分後にはそのワンちゃんは飼い主様の元へ帰りました。このことがあってから、今まで以上にマイクロチップの必要性を感じました。
あと、動物虐待の厳罰化と獣医師が虐待などを疑われる動物を診察した場合に報告義務が課されました。最近、SNSなどで虐待動画などがアップされているニュースを見ると胸が苦しくなっていました。獣医師として動物虐待が減るように自分自身でできることに取り組みたいと思います。
動物愛護法の改正で、今まで以上に動物たちが住みやすい平和な世界になるとを祈ります。
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